自分でデザインしたウエディングドレス

真っ白のウエディングドレスには、そのところどころに小さな向日葵の花がついていて、それは世界にたった1着しかないウエディングドレスです。向日葵の花といっても、黄色い色をしているのではなく、あくまで白色だけで形取られたもので、パッと見ただけでは、それは全く目立つものではありません。しかし私は、そういった見えないところにこだわって、このウエディングドレスのデザインをしました。これは、私が今の旦那さんと結婚をするにあたって、自分の着るウエディングドレスのデザイン画を書いたときの出来事です。当時私は20歳だったのですが、そのときはまだ、デザイン専門学校に通っている学生でした。私のお付き合いしていた男性は、というのも今の旦那さんなのですが、当時すでに28歳で、8歳もの年の差がありました。

そのため、まだ20歳で、さらには学生であったものの、旦那さんの年齢に合わせて早めに結婚することになったのです。すでに28歳の旦那さんの収入は安定していて、お金の面に関しては、何の苦労もありませんでした。そこで私は、旦那さんにわがままを言って、自分の着るウエディングドレスを注文したいと言いました。たった1回しか経験できない結婚式で、最高の思い出を残したいと思った私は、自分でデザインをしたウエディングドレスを着たいと思ったのです。そんな私の願いを受け入れてくれた旦那さんのおかげで、私はそのデザイン画を書くこととなりました。そうして書き上げたのが、この向日葵を取り入れたウエディングドレスだったのです。

私が向日葵にこだわったのは、太陽に向かって一生懸命に成長する向日葵のように、これからの私の旦那さんの人生も、前に向かって進んでいきたいという願いを込めたからでした。真っ白のウエディングドレスの中に、いくつもの向日葵の花が咲き、見えない努力をしているかのようで、私はこのデザインに自信を持っていました。そしてこのデザイン画通りのウエディングドレスを作ってほしいと注文をしたところ、まさにそのままの仕上がりとなって手元に届きました。そうして私は、このウエディングドレスを着て、旦那さんとの結婚式を挙げることができました。これは私にとって、この上ない幸せの瞬間で、今でも鮮明に覚えています。世界にたった1つしかないウエディングドレスは、旦那さんの優しさで実現したもので、また、そこに咲く向日葵は、今の私たちを支えてくれています。

 

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